今から10年程前に、世界中を揺るがし大不況になるキッカケを作ったとされるサブプライムローン問題がありました。サブプライムローンは、アメリカで2001年~2007年頃に大量に取扱いされ、その後、大問題となった低所得者を対象にした住宅ローンです。

サブが付かないプライムローンというものもあります。これは信用力のある人向けの住宅ローンです。日本でいう一般的な住宅ローンですね。
公務員や会社員は借りやすくなり、自営業の方や会社員入社1年目とかだと、借りにくくなりますし、借りられるとしても金利が高くなる場合がありますよね。

では、サブプライムローンとは一体なんなのでしょう?低所得者向きの住宅ローンと言われていますが、違った見方をすると、信用力の少ない人向けの住宅ローンということになります。

例えば、先ほどの自営業の人や、会社員入社1年目の人。これらの人は、公務員や長く勤務している会社員よりは、「将来的に返済能力に懸念がある」と判断されます。
そのため、借りることができない場合があります。サブプライムローンとは、そういったプライムローンが組めなかった人向けの住宅ローンです。

このサブプライムローンが回収不能に陥り、取り扱った金融機関が破綻したことでリーマンショックにつながり、その後世界中が大不況に突入しました。
しかし、例え自営業者や勤続年数の浅い人にお金を貸したとしても、きちんと審査した上でなら、本来ここまで大きな問題にはならなかったでしょう。

サブプライムローンは、他に借金がある人や、安定した収入がない人達にも、十分な審査もせずに融資してしまいました。いわば不動産担保があればOKのイケイケなんでもあり状態です。
「返済不能に陥る可能性が高い」というリスクは、高い金利をもらうことでカバーすることと、最終的には住宅を売却して回収すれば良い、という考え方が蔓延していたのです。

なんか過去に似たようなことがあったような気がします。・・・そうなんです。バブルの頃の日本と同じ様なことが起こっていたのです。
バブル状態でどんどん不動産が上がるので、ローンを借りる側は、金利が上がるタイミングで家を売って一儲けしよう・・・と思って、ローンを組みました。だって銀行が貸してくれるのですから・・・。

ローンを貸す側は、返済が滞った場合でも、実際に住宅を売却すれば回収の問題はない・・・という思惑で、ローンを実行しました。

でも、いつまでも不動産の価格の上昇はみこめません。とうとう不動産価格が下落し始めました。
すると、どういうことが起こったのでしょうか。サブプライムローンを借りていた人は金利が上がったら、家を売ってローンを払うつもりでしたが、家を売っても儲かるどころか逆にローンが残ってしまいました。

こうなってしまうと待っているのは、お決まりの自己破産手続き・・・
サブプライムローンを貸した金融機関には、大量の不良債権と値下がりした住宅が残りました。そして、体力のない銀行から、どんどん倒産していきました・・・。

結果、その後の世界恐慌の原因となった、リーマンショックへの引き金となっていきました。なんだか、バブル崩壊後の日本とよく似ていると思いませんか?