銀行の融資金利は、融資先の信用状態や、保全率(担保による融資のカバー率)、銀行での総合的な取引内容(預金とか振込とか)等で決定しています。

金利がチョット高いのとちゃいますかぁ!もう少し下げてくれまへんか!とお願いしても・・・今の御社の内容では・・・と取り合ってもらえないことは多々あります。

住宅ローンの場合なら、当初の約束通り、変動金利(固定金利)を選択されてますので個別の引下げはできません・・・など、ほとんど取り合ってもらえないケースが多いです。かりに、引下げに応じてもらえても、僅かなものだと思います。

一番、銀行の担当者が慌てるのが、銀行間の取引シェアーに対する競争意識を利用した方法です。どういうことかと言いますと、銀行の融資金利は基本的に融資先の信用状態の良し悪しや、保全率、融資以外の取引き等で決定していると、ご説明しましたが、これで決定される金利はいわば、当たり前の金利です。

銀行は業務推進のために、融資を伸ばしたいという強い気持ちを持っています。一般の企業でいえば、売上増強に相当するわけですから、他の銀行が低い金利で対抗してきたら、当面の採算できる金利よりも低い金利で対抗することは当然なことなのです。これは事業性融資であっても、住宅ローンであっても変わりはありません。

既存の融資金利についても同様です。仮に他の銀行が低金利で融資の肩代わりを仕掛けてこられた場合には、その既存融資を守るために金利を大幅に引き下げてでも、他の銀行による肩代わりを防止することは日常茶飯事です。裏を返すと、一度、他の銀行に融資の借換を相談してみるのは最も効果があるスピーディな方法です。

具体的には、①同じ地域で営業する他の金融機関へ融資の借換相談をしてみます。②取扱い金利情報を教えてもらう③借入している金融機関へ出向き、金利引き下げをお願いする。④いい返事をもらえなければ、他行でこれだけの金利を提示してもらったと伝える。・・・これだけで十分です。あとは借り入れしている銀行の返事を待ちましょう。

新たに違う銀行で、借換えする場合は担保設定に係る登記費用が必要になります。現在のままで金利引下げだけなら、登記費用は不要ですが、変更手数料だけが必要ですのでご注意くださいね。

その結果、現在の金利よりもいい条件が提示された場合、その銀行に借換するのもいいですが、他の銀行の条件を提示することで既存融資の金利引下げを交渉してみるのも1つの選択肢となります。こちらの方が担保などが絡んできた場合、コスト的には安くなります。

言い換えれば、金利交渉をうまく利用している人が「得」して、何もしていない人は「損」をしていることになるのでしょう!

銀行から特別に金利を引き下げます・・・とは決して言ってもらえることはないのですから。但し、やり過ぎは禁物です。何事もほどほどに!