取引銀行の支店長が、近くまできたものでとか言って、突然訪問してくることがあります。特に大事な目的は無いようなのですが、どういった目的で訪問してくるのでしょうか?

本当の目的は、その企業の定性情報を把握、入手するためなのです。

情報には、定量情報と定性情報があります、
定量情報とは、数量,属性情報(性別,住所,職業),アンケート結果など、数値によって計測、集計、分析が可能な情報のことです。

一方、定性情報とは、文章(意見,感想),画像,音声などの、数値化が難しい情報。定量情報ではない情報となっています。

定性情報を、解りやすく言うとその企業の雰囲気、明るい職場なのか暗い職場なのか、従業員の来訪者への接客態度はどうか、規律が保たれているか、事務所が整理整頓せれているかなど決算書などから読み取ることが出来ない情報です。事業所にの中には、ドアを開けた瞬間、事務所内の全員が起立して、大きな声で「いらっしゃいませ!」と徹底されているところもあります。まぁ、ちよっとやりすぎ感もありますが・・・社員教育という点では◎でしょう。

こういったことは、訪問しないと解りませんし、チェックすることは出来ません。融資業務に現場のチェックは重要です。融資の申込みを受けて稟議書が本部に回り、赤字決算では、融資が困難と回答されても、支店長の定性情報のチェック内容により融資が受けられた事例もたくさんあります。

支店長は訪問した時、事業所内の状況を見ています。常日頃からの従業員教育は大切です。明るい風通しの良い職場はこういったところにも効果が出てくると思いますよ。