金融機関から融資を受けていると、決算毎に決算報告書を提出することになります。決算書は決算期から2か月後には出来上がっているはずなので、出来る限り早く取引金融機関に提出しましょう。業績が良かった場合も悪かった場合も必ず、遅滞なく提出することが大切です。

三月末が決算期という企業がたくさんいらっしゃると思います。銀行が嫌う決算書というものがあります。

一つは、役員貸付金が計上されているもので、社長や役員が会社からお金を借りているものです。これは、銀行の見方とすれば、不良債権とみなされる場合が多く、会社の与信判断に影響します。

もう一つは、仮勘定が散見される場合です。前渡金、立替金、未収入金、仮払金など内容について説明が求められます。

多額の売掛金が計上されているのも問題です。特に何年も同じものが計上されていないか、実質、回収不可能な不良資産ではないのかチェックされます。これは、3期分の決算書の明細を比較すれば容易に把握できます。

提出するときは、十分に内容を把握しておき、聞かれたことにも素早い返答ができることが大切です。決算報告書は、いわば一年間の企業の成績表でもあるのですから。経営者は経理担当者まかせにしないことをお勧めします。